*とても大切で重要なお知らせです。必ずお読みください。

エジプト国立肝臓病センターで肝移植支援  (2016.5.19) NEW

 国立成育医療センター 臓器移植センターのニュースリリースのお知らせです。

 私達の主治医、笠原先生。世界中で子ども達、家族を救い、移植医療の技術提供をしていらっしゃいます!!
 先日のドレミファクラブ総会/交流会の日にはカイロで移植手術をしていらっしゃいました。交流会に行けなくてすみません、と、いつも気にしてくださいます。
 世界中に笠原先生を待っている子ども達、ご家族はもちろん、医療従事者がいます。
 世界中を飛び回りどんなに激務を熟されていても、一人一人の子どもをしっかりと覚えていて心も技術もくださる世界一のスーパードクター笠原先生。

 家族の笑顔の毎日を支えてくださっています。

国立成育医療センター プレスリリース
エジプト国立肝臓病センターで肝移植支援



国立成育医療センター での移植医療開始から今年で10年です(2015.10.01)

 笠原先生からドレミファクラブの皆さんへ、メッセージが届いています!! 成育での移植医療が始まって10年を迎えるにあたり、主治医の笠原先生より皆さんへ今回も温かいメッセージが届きました。 ドレミファクラブは移植外科の症例数100例を機に笠原先生の強い協力を頂いて発足したのですが、こうして10年経ち、先生方の日々の細やかな技術と心に私達は支えられています。 10年という節目に、今後も先生方が守っておられる医療現場と、患者家族と、ますます協力して笑顔の毎日を繫いでいきましょう!!


(以下、笠原先生のお話を掲載いたします。)

国立成育医療センター での移植医療開始から今年で10年です
国立成育医療研究センター 臓器移植センター長 笠原群生

 ようやく秋らしくなってまいりました、成育臓器移植センターの笠原です。病院HPを改変したのですが、少し見にくくなっている様子大変申し訳ございません。新しい臓器移植ハンドブックも近日中にダウンロードできるよう指示してありますので、今しばらくお時間ください。
 8月9月はシカゴ、カイロ、ゲント、ブリュッセル、ジャカルタと成育での肝移植の合間に、海外講演・手術が続きました。最近は火曜日・金曜日の外来時間も処置・手術が入るため、外来の患者さんにお会いできる機会が少なく大変申し訳なく思っております。
 今年度は肝移植数が70例になり、日本の移植施設で最も多くの肝移植を手がけている病院となりました。小児生体肝移植数では世界最多の施設です。2005年11月18日に成育で初めて移植医療を開始してから、今年で10年になります。沢山の楽しい思いで・嬉しい思い出・悲しい思い出がありましたが、患者さんの笑顔・ご家族の笑顔に支えられ今日までやって来れた印象です。私たちの病院で行っている医療を信じていただき、心より感謝申し上げます。本日は大変うれしいお手紙を先日退院したお子様からいただきました。おなかの傷は勲章だという文章です。その勲章がいつまでも輝く続けるよう、我々も努力して参ります。
 これから寒くなりますが、皆様くれぐれもお体にご自愛ください。 我々は誠心誠意、皆様の健康を支えて参りたいと存じます。今後ともよろしくお願いいたします。

国立成育医療研究センターにおける肝移植300例を迎えて(2014.11.01)

 国立成育医療研究センターにおいて、肝移植症例数が300例となりました。成育医療研究センター臓器移植センターのサイトでは、病院長を始め、看護部長、病理診断部部長、放射線診療部部長、そして笠原先生の言葉が載せられております。
 成育の小児肝移植症例数は、現在世界でもトップです。また移植の成績も世界で一番とのことです。日夜問わずに子どもたちの命を救い、そしてその後も真摯に向き合ってくださる先生方、病院の関係者方にはただただ感謝の念のいっぱいです。 

 成育医療研究センターのサイトはこちらから↓
国立成育医療研究センターにおける肝移植300例を迎えて

(以下、笠原先生のお話を掲載いたします。)

国立成育医療研究センターにおける肝移植 300 例を迎えて
国立成育医療研究センター 臓器移植センター長 笠原群生
 2014 年 11 月国立成育医療研究センターの肝移植手術を受けられた患者さんが 300 人に なりました。当センターでの肝移植医療を選択していただいた患者さん・ご家族、また平 素より臓器移植を支えていただいております、当センターの医師・移植コーディネーター・ 看護スタッフ・薬剤部・コメディカルスタッフ・事務スタッフ・研究所スタッフの方々に 大変感謝しております。
 当センターの肝移植は 2005 年 11 月 18 日第1例目の患者さんに生体肝移植が実施された のが最初です。その後2009年8月6日100例、2012年6月10日200例目の患者さんに 肝移植を提供し、現在までの約10年間で300例の肝移植医療を患者さんに提供してまいり ました。当センターの小児生体肝移植年間症例数は 40~50 例と世界最多で、重症患者さん が非常に多いのにも関わらず移植成績も大変良好です。国際的にも小児移植施設として広 く認知されております。
 臨床面でも患者さんのために革新的医療を導入して参りました。2010 年 8 月脳死肝移植 施設となり、同月 29 日に初の脳死分割移植を実施しました。現在まで小児脳死移植登録数・ 小児分割肝移植は国内最多です。また多臓器移植が必要な患者さんに肝腎移植も実施し良 好な成績を残しております。2014 年 6 月 18 日には本邦初の小児生体ドミノ肝移植に成功 しました。生体肝移植が主体の本邦で、ドナーさんの負担を軽減するために、腹腔鏡下ド ナー手術も 2013 年 12 月 19 日に症例を限定し導入しております。研究所と協力し 2013 年 8 月 10 日世界で初めて生体肝移植時の余剰肝臓を用いた肝細胞移植に成功しました。肝細 胞バンクを研究所と作成し、現在はいつでも肝細胞移植ができる体制が整っております。 また小腸移植の動物実験・臓器保存実験も実施しており、臨床応用に向け鋭意準備中です。
 今後も困難な臓器移植手術、脳死移植、再生医療への挑戦、臓器移植に至る病気の解明 等を国立成育医療研究センター一丸となって推進してまいります。少しでも多くのお子さ んが、臓器移植医療で救命されるよう精進してまいります。今後とも変わらぬご支援のほ どよろしくお願いいたします。

成育医療研究センターにおけるドミノ肝移植について(2014.10.01)

 成育医療研究センターが発行しているメールマガジン「成育すこやかジャーナル」のNo.127に、笠原先生のお話がありました。先生の許可を得られましたので、こちらにも掲載いたします。
 成育すこやかジャーナルの購読はこちらから→【メールマガジン:成育すこやかジャーナル】

成育医療研究センターにおけるドミノ肝移植について    
臓器移植センター 笠原 群生

(成育すこやかジャーナルNo.127より抜粋)

 成育医療研究センターでは小児疾患に対する臓器移植医療を推進しております。 当院は肝臓・腎臓・小腸移植を主に実施しています。単一施設の小児肝移植症例数は世界最多で、非常に重症のお子さんが多い中、 良好な移植成績を残してきました。日本の小児臓器移植は脳死臓器提供が 少ないため、健康な成人をドナー(臓器提供者)とした生体移植を主体に 行われてきました。 末期臓器不全の患者さんを救命するため、善意の脳死ドナー増加への啓発運動を行って参りましたが十分増加していません。特に心臓移植を必要とする患者 さんは、脳死移植でしか救命することができないので大切な運動だと考え います。
 少ない脳死臓器提供のなか、少しでも多くの肝不全患者さんを救命しようと考えだされたのが先日報道された「ドミノ肝移植」です。ドミノ肝移植とはAちゃんが肝移植を受けた時に摘出したAちゃんの肝臓を、違う肝臓病で苦しんでいるBちゃんに移植する方法です。1990年頃に、成人の 病気である家族性アミロイドポリニューロパチー患者さんの肝臓を用いたドミノ肝移植が実施されたのが世界最初の報告です。日本でも現在まで41人の成人患者さんでドミノ肝移植が実施されてきました。 家族性アミロイドポリニューロパチー患者さんの肝臓を移植すると、ゆっくり ですが家族性アミロイドポリニューロパチーの症状が移植後に出現してくる ことが知られています。一方、小児のドミノ肝移植はメープルシロップ尿症という代謝性肝疾患の 患者さんに対して、現在まで世界で16例報告されています。同じように病気のAちゃんの肝臓をBちゃんに移植すると、Bちゃんが移植後に 病気になってしまうと思われるでしょうが、Bちゃんの腎臓など他の臓器で 十分に代謝ができるためメープルシロップ尿症を発症することはないと報告 されています。 Bちゃんにとって、Aちゃんからの肝臓は何よりの命のプレゼントになるのです。 2014年6月にメープルシロップ尿症という代謝性疾患のお子さんに自治医科 大学で生体肝移植が実施されました。摘出した肝臓を成育医療研究センターに 搬送し医学的理由で生体肝移植が困難な重症型プロテインC欠損症のお子さん に移植しました。
 手術前に両患者さんのドミノ肝移植適応が公平公正に実施されるよう、自治医科大学・成育医療研究センター、日本移植学会の倫理委員会で審議して いただきました。また2施設間で複数回カンファレンスを行い、難しい手術 手技決定・タイムテーブルを作成し、全てがうまくいくよう入念な準備を行いました。2施設間でドミノ肝移植が安全に実施されたのは世界初です。 施設の垣根を越えて患者さんを救命するため最善の治療が行えたことは、 大変意義あることだと思います。
 今後も当センターでは、小児疾患に対する臓器移植医療を推進してまいります。 少しでも多くのお子さんたちが、臓器移植で救命できるよう我々も努力して まいります。
 今後とも臓器移植医療へのご支援をよろしくお願いいたします。

成育医療研究センター臓器移植センターの国際協力活動 

 成育医療研究センターの臓器移植センターは、移植について積極的な国際協力活動を行っております。成育医療研究センターのホームページには、その国際協力活動の内容が記載されております。

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▲クリックすると成育医療研究センターのHPが開きます。

2014/08/21 エジプト(国立肝臓病センター・Azhar大学)での生体肝移植
2014/08/01 国際移植学会参加報告
2014/06/10 エジプト Ntaional Liver Institutionでの生体肝移植
2014/06/10 国際肝移植学会参加報告(英国・ロンドン)
2014/03/19 エジプトでの生体肝移植手術
2014/02/24 シンガポール大学病院での小児肝移植手術協力
2013/12/10 国際肝移植学会報告

成育医療研究センターで国内初の小児ドミノ肝移植が実施されました(2014.8.25)

 報道でもありましたが、成育医療研究センター臓器移植センターと栃木自治医大の医療グループで、国内初の小児ドミノ肝移植が行われました。自治医大で健康な父親ドナーから一部の肝臓をメープルシロップ尿症の一歳女児に移植し、取り出した肝臓を成育医療研究センターで「プロテインC欠損症」の一歳女児に移植しました。小児のドミノ肝移植は国内初であり、また違う施設を跨ったドミノ肝移植は世界初とのことです。
 関連の報道は下記のニュースサイトでご覧いただけます。
NHK:国内初 小児ドミノ肝移植を実施
読売新聞:小児へ生体ドミノ肝移植、国内初の成功
朝日新聞:子から子へ、初のドミノ肝移植 自治医大など、経過順調
日本経済新聞:小児間のドミノ肝移植成功、自治医科大学と成育医療センター
msn産経ニュース:小児で初のドミノ肝移植 代謝異常や血栓症の患者 2人とも順調に回復

ボクの移植武者修行(2014.5.22)

 笠原先生の記事のご紹介です。笠原先生が、移植医療を目指したきっかけ、京大病院での研鑽の10年、成育医療研究センターに来られてからの数々の実績、先生と移植医療の歴史がこの記事の中にあります。(Medical Tribune 2014.5.22

スクリーンショット 2014-07-16 22.46.47.pngクリックすると拡大して読めます。

キッズサマーキャンプ東京のお知らせ(2014.8.9〜8.10)

 笠原先生より、今年の臓器移植を受けた子ども達のサマーキャンプのお知らせが届きました。
 今年は東京の東邦大学医学部大森キャンパスで、8月9日から8月10日の一泊二日の予定で開催されます。小さいお子様はボランティアとゲームや遊びをし、中学生以上の移植したお子様は交流会を、またご家族の方も交流会が開催され、そこで体験談の交流や、移植に携わる医療関係者のお話が聞けます。
 詳しい日程や申込み方法、費用などは、詳細が分かり次第、ホームページに掲載いたします。

カバーメイク講習会のお知らせ(2013.12.7)

 笠原先生よりご連絡があり、成育医療研究センターで、治療後の皮膚変色や手術後の傷跡などをメイクで隠して、プールや温泉でもOKという「カバーメイク」講習会が開催されることとなりました。

 日時や場所、プログラムはこちらのポスターをご覧ください。

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参加方法:下記フォームより、必要事項を記入してお申込みください。
締め切り:2013年11月29日(金曜日)*締め切りました。

*今回のイベントはエゴノキクラブ主催・ドレミファクラブ後援のイベントです。
*エゴノキクラブ会員や小児がん患者ご家族の方は、下のエゴノキクラブのHPよりお申込み下さい(^^)

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成育医療研究センターで国内初の肝細胞移植が実施されました(2013.8.23)

 報道でもありましたが、成育医療研究センターで国内初の幼児への肝細胞移植が行われました。この件について、笠原先生から家族会の皆様へのお手紙を頂きました。

 関連の報道は下記のニュースサイトでご覧いただけます。
生後11日男児に肝細胞移植 成育医療センター、国内初 (朝日新聞アピタル)
生後11日男児に移植 生体肝移植で余った肝細胞 (日本経済新聞)
子供への国内初の肝細胞移植手術 生後11日男児、状態安定 成育医療研究センター(産経新聞)
生後11日の赤ちゃんに肝臓の細胞移植(NHKニュース)
肝細胞移植:国内初 生後11日小児に 国立成育医療研(毎日新聞)
第三者の移植で余った肝細胞、移植成功…世界初(読売新聞)
(ニュースサイトは日にちが経つと記事が削除されることがあります。また、一部のニュースサイトでは、全文を読むには有料の会員登録をする必要があります。予めご了承ください。)

第4回臓器移植を受けたこども達のサマーキャンプ ご案内(2013.7.9)

 笠原先生より、「第4回臓器移植を受けたこども達のサマーキャンプ」のご案内が届きました。
 こちらは、日本移植者協議会が主催しており、毎年サマーキャンプを開催しております。大阪大学医学部の福嶌先生を始めとする移植外科医の先生方が賛同し、臓器移植医療の経験がある医師や看護師もサマーキャンプにもご参加されます。
 臓器移植を受けたこども達本人やそのご家族、移植医療関係者のお話などがあり、また小さなお子さんをボランティアの方が一緒に遊んでくれる間に、保護者の方は別室での交流会などもあるそうです。
 参加方法・サマーキャンプの内容など、詳しくは下のご案内PDFファイルをご覧ください。なお、クラブでは申し込みのご案内手続きは代理しておりませんので、お申込みは各自でサマーキャンプ事務局にお問い合せください。

EBウィルス感染症迅速診断検査のご案内(2013.4.14)

 今年度より、EBウィルス検査の扱いが変わりました。
 笠原先生、福田先生よりお知らせが届きましたので、皆様にお知らせ致します。


(独)国立成育医療研究センター・臓器移植センターのホームページも併せてご覧ください。

以上で分からない事やご質問がございましたら、メール、または外来受診時に先生にお聞きください。

【移植外科のメールアドレス】
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